今まで当学院で行ってきた数多くの音楽療法の講座の中で特に評判のよかったものをまとめ、さらに現場実習もより充実した内容で体験できる実践的な講座です。
音楽療法士や様々な音楽活動のリーダーとして活躍したい方が一番知りたい事、それは現場で即役に立つ方法です。当学院は、これまで実践を中心に授業を進めてきましたが、今回はこれまでの長年にわたる経験とデータを生かして、さらに内容を充実しました。勉強した事をすぐに実践で生かせるという点でも当学院で行っている現場実習はとても役に立ちますが、今回の注目すべき内容の一つ“応用のできるプログラムの作り方”がさらに現場での即戦力になるでしょう。実際に現場でいろんな経験を積む事ができるからこそ、理論が役に立っていくのです。
現在、音楽療法は老人福祉施設、病院、知的障碍施設、デイケア、授産施設、精神科など多くの施設で行われています。本講座では、『老人・成人対象』『乳幼児・障碍児対象』それぞれの対象領域について『老人・成人対象』では月々のプログラム構成、『乳幼児・障碍児対象』では発達段階に適合した活動のプログラム構成を学んでいきます。これまでも当学院で行ってきた内容に上記２つのカリキュラムはありましたが、今回は音楽療法のスタイルも様々で、より実践を想定した内容中心のカリキュラムです。
講座はシーズン毎に２日（ご希望によりオプションの理論講座をプラス１日）、年間４シーズン８日（ご希望によりオプションの理論講座をプラス４日）を予定しております。その他、オプションで特別講座、音楽療法に関わる講座や現場実習などを設けていますが、お仕事をされている方にも無理のない日程で着実に実力UPをはかります。
様々なスタイルで実践的な授業を行うため、プロフェッショナルな講師陣が担当します。そのためいろいろなノウハウが勉強でき、今後みなさんにとって大きな財産となるでしょう。そしてもう一つ注目すべきポイントは、受講後はアシスタントや講師として仕事に加わる事も可能です。活躍の近道になること間違いありません。
二人の息子の子育てを終え、これからの自分の人生を考えていた時に、父の介護が始まりました。それから1年が経った頃、当学院の「音楽技法講座」のことを知りました。音楽が大好きな父の介護の役に立つのではないか、そして将来的には音楽を通して地域の方と関わって行けたらと思い、受講することに決めました。この年齢から勉強を始めることや、通学時間が片道2時間近くかかることもあり、当初は不安でいっぱいでした。しかし、とても充実した授業内容や素敵な先生・仲間にも助けられ楽しく勉強することができ、思い切って始めて良かったと思っています。皆さんも、目標に向かって頑張って下さい。
音楽療法って良くわからないけどなんだか面白そう！…そんな気分で入学しました。最初は何をするのか全くわからず不安もありましたが先生がとても親切に指導してくださり授業のある日が楽しみになりました。クラスのみんなも同じ目標を持っているのでお互い助け合いながら楽しくがんばっています。また実習では、実際に音楽療法の現場に行きいろいろ体験ができ、とても勉強になります。みんなを元気にするつもりが逆に元気付けられたりして…。音楽療法を通じて音楽だけでなく人を思いやる気持ちや優しさなどたくさんのことを学べ入学して良かったな、と思っています。
私は今、区の音楽ボランティアで、高齢者の歌の伴奏をしています。始めは「皆さんのお好きな曲を弾いてください。」とのことでしたが、徐々に「お話を少し入れて…」、「出来たら手遊びも…」などと言われ、何をして良いかわからなくなりました。音楽技法講座を始めて、選曲、体操、手遊びの仕方などプログラムの作り方を学び、自分の知りたかった部分がどんどん埋まっていく感じがしました。月2回で振替もきくということで無理がなく、良い仲間に恵まれ、楽しく勉強することが出来ました。佐々木先生は気持ちのこもった、とても細やかな講座をしてくださいました。たとえば高齢者の方に手遊びをやっていただく場合、あまり幼稚なことをやってもどうなのかと迷っていましたが、先生は「私は自分の親にやらせたくないことは、やりません。」と言われ、すばらしい基準だと非常に参考になりました。そういう気持ちは音楽療法において、大変大事なことだとも思います。希望をすれば、実習にも参加できますし、出来ればこれからも続けて勉強していきたいです。
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